二点透視図法

【応用編1】直方体を描きたい!→増幅法を使って簡単に描けます!

こんにちはカクシュウです!

ここでは、立方体を元に直方体を描く方法をご紹介します。

 

みなさんが実際に描くものは、

鉛筆デッサンだったら、コンクリートブロックやティッシュケース

建築パースや漫画の背景だったら、マンションなどの建物など

立方体を描く機会が多いですよね。

 

立方体は直方体を元にした、増幅法を使用すれば

正確に簡単に描くことができます。

それでは早速描いていきましょう!

 

 

 

1.元になる立方体に図のように、対角線を引きます。

ちなみに、この立方体は【必読3】及び【必読5】の

方法で描いています。

【必読3】画面外に消失点があるとパースが狂ってしまう!→角度の関係に気づけば描けます!|角度でわかる!二点透視図法克服法 (kakusyu.com)

【必読5】立法体の幅がわからない!→補助線使って簡単にわかります!|角度でわかる!二点透視図法克服法 (kakusyu.com)

 

 

 

 

2.次に、図のように辺を二分割し、

対角線の交点を通る線を描きます。

この線と立方体の辺の交点をそれぞれ点イ、点ロとします。

 

今回は、鉛筆デッサンや、フリーハンドスケッチで

応用できるように、おおよその位置で辺を

二分割しています。

 

 

 

 

3.図のように、立方体の辺を延長させ、

立方体の頂点から点イ、ロを通る線を引きます。

 

 

 

4.点イを通る線と、立方体の延長線の交点ハから垂直線を引きます。

次にこの垂直線と、立方体の延長線の交点二から、

3で作成した線に向かって、線を引きます。

 

 

 

 

 

5.最後に余分な線を消して完成です!

 

 

 

 

試しにそれぞれの辺を延長してみて、消失点に向かっているか確認してみましょう!

機械的にほぼ全て決めましたが、だいたい消失点に向かっています。

このぐらいの精度なら、消失点が画面外にあっても使用できる方法だと思います。

 

今まで紹介した方法は「横」に延長する方法です。

今度は「縦」にも延長してみましょう!

基本「横」に延長する場合と同じですが

一部、【必読3】の方法を使用します。

【必読3】画面外に消失点があるとパースが狂ってしまう!→角度の関係に気づけば描けます!|角度でわかる!二点透視図法克服法 (kakusyu.com)

 

 

1.「横」の場合と同様に、図のように対角線を引きます。

 

 

2.今度は縦方向に、対角線を通る線を描きます。

この線と立方体の辺の交点をそれぞれ、イ、ロとします。

 

 

 

3.図のように、立方体の辺を延長させ、

立方体の頂点から点ホ、へを通る線を引きます。

この線と辺の交点をそれぞれ、ハ、二とします。

 

 

4.元の辺を2倍にするような点ホからハ、ニに向かって線を引きます。

ちなみに点ホは、鉛筆デッサンや、フリーハンドスケッチで

応用できるように、おおよそ元の辺の2倍になる位置で、決めています。

 

 

 

5.点ホから、点ハ、ニ向かって線を引きます。

残りの2辺も、同様の作図の仕方で求めることが出来るのですが

ご覧の様に、更に補助線を使用して煩雑になってしまうので

ズボラの私は、【必読3】の方法で他の辺を決めてしまいます。

【必読3】画面外に消失点があるとパースが狂ってしまう!→角度の関係に気づけば描けます!|角度でわかる!二点透視図法克服法 (kakusyu.com)

図のように補助線を引いて、角Y、Bからそれぞれ、半分に

なるように角度を設定して、それぞれの辺を決めます。

 

 

 

 

 

 

6.最後に余分な線を消して完成です!

先程と同様に、試しにそれぞれの辺を延長してみて、

消失点に向かっているか確認してみましょう!

 

 

 

機械的にほぼ全て決めましたが、だいたい消失点に向かっています。

このぐらいの精度なら消失点が画面外にあっても、

デッサンやフリーハンドスケッチで使用できる方法だと思います。

 

次回はこの増幅法を使用して、同じ画面上に

複数の立方体を描く方法をご紹介します。

それでは、ご精読ありがとうございました!